ねこの涙
昨日の夕方、飼い猫の目に涙が浮かんでいることに気づきました。
Σ('◉⌓◉’)
朝にはなんともなかったような気がするのですが。
結膜炎か、ゴミが入ったのか、爪による傷か。
まぶたも落ちていますし涙の量もそこそこあったので、とりあえず病院へ連れていくことに。
うちは車がないので、猫を病院へ連れていくときは小動物専用のキャリーバッグに入れての移動になります。
リュックタイプで背負って自転車です。
病院に着くと飼い猫の涙は止まり、まぶたもしっかり開いていて、先生も眼球をチェックしてくれましたけど、大丈夫じゃないかなぁとのこと。
薬も出ず、様子を見ることに。
ただ、よくある話ですが、帰宅すると再び涙が。
(^_^;)
一晩明け、今朝は昨日よりましな感じ。
少し様子を見ることにします。
それにしても、猫を飼い始めて思ったのは、ねこ漫画を描いている人ってすごいなぁということ。
猫にも個体差というか、性格や行動の違いみたいなもがあると思いますが、基本的には同じ行動パターンの繰り返し。
起きてご飯を食べて、家の徘徊、おトイレ、少し遊んで、また寝る。
寝てる時間がすごく長く、起きている時間は季節によって移動する場所に違いが出るものの、だいたい同じ。
いくつか漫画にできるエピソードがあったとしても、猫をメインに1冊や2冊と本にまとめるほど描くことがあるという感じがまったくしません。
また、あるある話にしても、キャラクターのデザインにしても、出尽くしているように思いますし難しい。
僕がやってきた育児エッセイも同じように思われるかもしれませんが、人間の小さな子どもよりも猫は何もしません。
そもそも1匹飼いだと、猫がした行動が、例えば部屋の照明のスイッチを押して電気を消したり、閉まっているドアを開けたり、引き出しを開けて回ったり、2本足で立ち上がったりなど、それらが一般的に多くの猫がする普通のことなのか、少数の変わった行動なのかということもわかりません。
漫画にするとき、びっくり話として描くのか、あるあるとして描くのかの基準がわからないんですね。
ネットでも調べてみますけど、そうすると似たような話などの漫画が目に入って描く気がなくなったり。
なので多頭飼いしていると、猫の個性などの違いが把握でき、比較しても描きやすいかもしれません。
ねこの気持ちを代弁し、セリフや文字として表現している作家さんもいますが、これも僕には難しく感じます。
人間と違う生き物なので、怒ってる時、怖がっている時、お腹が減った時、そういったわかりやすい基本以外は、猫の本当の気持ちって正直わかりません。
例えば、猫は飼い主の元にねずみ(おもちゃでも)や虫などの獲物を運んで来るときがありますが、この行動ひとつにしても、ボスへの貢物説と、狩りができない者に狩を教えている説があり、専門家や獣医さんによっても意見が分かれています。
人間の感覚でこうだろうと想像し、納得のいく理由を当てはめているにすぎません。
ということは、漫画にする場合、ねこ漫画の読者層が納得がいく〝ねこの気持ち〟を描く必要があると思いますけど、僕はねこ漫画を読む人間ではないので、寄せることはある程度できても、ウケるものを描けるかというと、どうでしょう。
オタク受けする漫画を描けるのは、やはりオタクでないと難しいのと同じです。
とにかく、ねこ漫画の作家さんはすごい。
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