チンタイム

Web漫画家丸本チンタのつぶやき

ついに老眼鏡を買う!100均で

43歳丸本チンタ、ついに老眼鏡を買いました・・・!

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ちょっと前から小さい文字が見づらいというか、見ているとしんどい、疲れるというこがあって、年齢的にも老眼かなぁという感じはしていました。文庫本サイズの漫画の文字とかきついですね。

 

そこで、ついに老眼鏡。

 

まだそんなに使わないので、100円ショップのダイソーの一番度の低いやつを買いました。

 

安いのでどうかな、と思いましたけど、使ってみると普通にいけます。問題なく。まあレンズですからね、そんなに違いはないのかな。

 

これまで目がいいことが自慢で、おしゃれ等でかける伊達メガネ以外のメガネをかけたことがなく、本や漫画を読むのにメガネをかけるのはやや不便を感じますけど、やはりクリアに見えて疲れにくいというのはいいですね。

 

そういえば、クリエイターの40代問題というのがあります。

 

40代を突破して生き残るクリエイターは、ごくわずか、という問題です。

 

ロックバンドなどの音楽界においても、この現象は当てはまります。一度二度ヒット曲を出したバンドも、40代を突破して活動できるバンドは極めて少ないのです。

 

生き残っているクリエイターの中には、この説を否定する人もいます。でも僕は現実問題として40代を突破できるクリエイターはほとんどいないという実感があります。

 

イラストレーターでいうと、年収アンケートで、まず年収100万円以上のイラストレーターはあまりおらず、かつ、そのアンケートに答えたイラストレーターの年齢を見ると、40歳以上がほとんどいない、つまり、40代はアンケートにすら答えていない。

 

40歳になるまでにヒット作のひとつも出していないというのは非常にやばいことというのは間違いないと思います。

 

僕の好きなファーストガンダムを作った富野監督も、40歳までになんとかすればどうにかなる、ということを、おっしゃっていたことがあったような気がします。

 

これはたぶん、単純に老いからくるものだと思います。僕の老眼もそうですが、老いにより体が衰えます。目、手、腰、脳、つまりはセンスなどの感覚的なものもすべて。

 

若くて一番いいときにヒット作を作れなかったクリエイターが40代以降にヒット作を作れることはまずないんですね。もちろん例外はあります。有名なあのフライドチキンをつくった人は、それを完成させたときは、すでにおじいちゃんでしたね。

 

僕も30代後半から、この件に関しては意識していて、その時期にエッセイ漫画の書籍出版の依頼があったときには非常に迷いました。

 

それまでヒット作というものがなかったものですから、子育てにおいて生まれたネタやアイディアをエッセイ漫画に投入していいかどうか。僕はオリジナルの創作漫画に投入するつもりだったんですね。

 

そこで生まれた漫画が「拙者、無名でござる」でした。忙しくてラフで出しましたが、当時そこそこの評価をもらいました。

 この漫画を見た編集者から声がかかったわけですが、依頼はエッセイ漫画。しかも、いろいろあって4コマ漫画。どちらもやったことのなかったジャンルでした。

 

40代を目前にしていて、それまでにチャンスがあるとしたら、おそらくあと1回ぐらい。

 

僕は自分の家族の実話を描いてもヒットするというイメージが持てず、エッセイ書籍出版の依頼を断るべく返信のメールを作成。送信ボタンを押す直前に思いとどまり、やらせてくださいという返事を出しました。

 

担当の編集さんは「絶対に売れます」と断言してくれていましたし、そうそうチャンスというものも転がっていないことはわかっていましたし、これが30代最後のチャンスかもしれないと思い直したのでした。

 

書籍の結果は売れず。2冊目は違う編集部がチャンスをくれましたが、これも売れず。売れずといっても、ありがたいことに電子書籍も含め1冊目はだいたいで3000部ほど、2冊目は4000部ほど売れており、原稿料の発生しないブログ発のエッセイコミックとしては出版社に迷惑がかかるほどではありません。売れなかったというほどではないということで、ヒットしなかったという表現が正しいかも。

 

ただ、何かにつながるほど売れなかったというのは痛かったです。エッセイコミックでも、ある程度結果を残している人は、違うパターンでも書籍の依頼があり、どこかでヒットを出したりします。僕はもう書籍の企画を出しても通りにくいです。書籍の販売数のデータは出版社の垣根を超えて共有できますから。

 

そういうわけで、エッセイ漫画での空振りは僕にとっては大きな空振りでした。そんなにヒットするとは正直思っていませんでしたけど、何かのきっかけを掴めるところまでは持っていく、持っていけるんじゃないかと考えていました。

 

今のままですと、あのときの判断は間違っていたかもしれないということになります。もちろんエッセイ漫画を描いていなくても、結果は同じだったかもしれません。

 

ただ、先日発表した無料の「サヨナラもっちゃん」のダウンロード数が、ありがたいことに4000部を突破してきました。プロモーションがすべて終了し、もうそろそろ動かなくなってきていますが。

 

無料とはいえ、これだけの人が僕の漫画を見てくれたというのは、まぎれもなくエッセイ漫画のおかげです。

 

今後、なにかもっと多くの人に届く作品を作れる日が来たとしたら、それはエッセイ漫画を描いていた日々のおかげだと言えるでしょう。

 

そう言えるよう頑張っていきたいと思います💪

 

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 老眼鏡ではじめて見たのは文庫サイズの「ベルサイユのばら」です!

 

漫画とアニメで少し違いますけど、それぞれ違った良さがあり、どちらも名作ですね。

 

最近小三の娘が僕の本棚の本や漫画を見ますので、名作を並べとこうと思って購入したんです。

 

僕は「ベルサイユのばら」の漫画は子供の頃、姉が持っていたものを読みましたけど、今見て巻数が少ないことに驚きました。昔の名作って意外と巻数少ない作品多いですよね。

 

娘には強制しませんけど、もう少し大きくなったら自分から読むんじゃないかと思います。 

 

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