道で1円拾ったら交番へ届ける?
あなたは道で1円を拾ったら交番へ届けますか?それが新しいYouTube漫画動画の題材です。
【アニメ】#21 拾った1円、交番に届ける?【漫画】 - YouTube
少額のお金を交番へ届けるかどうかは正直むずかしい話です。
もちろん法律的には警察に届ける必要があります。
しかし1円ぐらいのお金だと、落とし主は警察に行かないでしょうから、落とし主が見つかるということはまずないでしょうし、そんなことで警察の方の手を煩わせるのは如何なものかとも感じます。
そもそも大人なら1円は拾わないんじゃないでしょうか。
じゃあ10円だったら・・・100円だとしたら・・・。
少額であればネコババしちゃう人もいるかもしれませんが、その金額の基準は人によってかなり違うでしょうね。
これが、拾ったのが小さな子どもだと話はもう少し複雑になります。
娘が小学生になり、親の目から離れてお友だちと外で活動するようになったころ、「道で10円拾った。一緒に交番へ行こう」と帰ってきたことがありました。小学1年生のときです。
小さい頃から、落とし物を見つけたら交番へ、そう教えてきました。
子どもは大人からの教えを守り良心的な考えからそう言っているのですから、少額でも1回ぐらいなら交番へ持って行ってもよいかと考えました。
しかしふと、10円を交番へ届けて褒められようものなら、小さな子どものことです、頻繁に小銭を拾ってくる可能性もあるな…という予感が頭をよぎりました。そうなったら困るな…と。
そこで、元の場所へ戻す、募金箱に入れる、という選択肢も考えました。でも、やはりそれは違法だったり、これまで教えてきたこととは違う行動で、子どもにやらせることではないと感じ、その時はそこそこ悩みましたね。
思えば僕が小学2年生のときにも同じようなことがありました。
金額は100円です。
その場には友だち6人ぐらいがいて、僕を含めた5人は「交番へ届ける」という意見でした。
残りのひとりMくんだけが、そんなことはバカらしい、交番へ持って行ったところで、おまわりの兄ちゃんが缶コーヒーを買って飲んで終わりだから、みんなでお菓子でも買ったほうがいいと、僕たちの意見に反対しました。
最終的には多数決で交番へ持って行きましたが、今思えば、何か書類にサインしたということはありませんでした。
今よりも何かとゆるい時代です。あの100円はどこへいったのでしょうか…。
そういった実話を元に、今回の動画を作りました。
現代は白黒つけたがる人が多い時代です。
グレーゾーンを良心的に使い分けるのが、世界が楽しく平和に回る秘訣だと思うのですが、それができない人間をマサミちゃんというキャラクターにやってもらいました。
YouTubeの〝もにゃちゃん〟の漫画動画は創作ですが、子どもたちが拾った1円をどうするかを、ぜひ見てください。
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