どうも! YouTube挑戦中の丸本チンタ です!
前回、 YouTube内でファンを獲得すべく、いろいろとチャレンジしているという内容の記事を書きました。
今回は YouTubeのサムネイルについてのチャレンジについて書きます。
サムネイル、動画の見出し画像ですね。
人は関連動画などで見たサムネイルや動画タイトルを直感で選んで次の動画を見ます。
おもしろい動画を作っても、サムネイルやタイトルが悪ければ見てさえもらえないわけで、 YouTubeにおいてはかなり重要なポイントになるわけです。
どういったデザインが見てもらうために効果的なサムネイルかというデータはもちろんあります。しかし、そういったものが必ずしも良いデザインというわけではありません。
例えば、雑誌が売れる色というのがあります。その道に携わった人ならば、それなりに知っていると思います。
かつてアニメ雑誌アニメージュの編集長をしていた鈴木敏夫氏が、当時のアニメージュの表紙のデザインがひどいので、ある特定の色を抑えるように指示すると、「売れなくなりますよ」と言われたらしいです。鈴木さんは「それでもいい」と、その指示を決行させたわけですが、見事に雑誌の売り上げはガタ落ちしました。くしくもその色は初期のHIKAKINさんがサムネイルに多用していた色です。
色に限った話ではなく、少年漫画雑誌でもスーパーのチラシでも、素晴らしいデザイナーに頼んでプロが見て良いデザインにすると売り上げが落ちるという話を聞いたことがあります。
これが、子供に特定した話になるとさらに難しくなります。
YouTubeで子供が好んで見ている動画のサムネイル、色がどぎつかったり、変な空間の取り方をしているものが多いように感じた方はいませんか?
やはり子供は大人とは感覚が違うのでそういうことになります。
売れるデザインが良いデザインということになると、それが良いデザインということになってしまいますが、大人としては気持ち悪さがあります。
データはあります。それをどこまで割り切ってやれるかという問題になってきます。
僕もそういったものを取り入れようと試みるものの、気持ち悪さに耐えられず徹底することができません。
もっと踏み込んでいうと、サムネイルに留まらず内容に関してもそうです。
YouTubeで子供に人気の動画で人形遊びのチャンネルが多数あります。
つい先日、そういったものの中の有名チャンネルの動画を「ぜんぜんおもしろくない」と言った大人の方がいました。
うちの娘も好きなチャンネルです。
YouTubeに挑戦する前、僕はそのチャンネルのどこがおもしろいのかを娘に聞きました。
いろいろとおもしろいポイントを教えてもらったのですが、その中でもハッとして僕が YouTubeに挑戦しようと思ったきっかけの一言があります。
「人形遊びがうまい」と娘は言ったのでした。
そのチャンネルの人形遊び、大人から見ると、お世辞にもうまいわけではないのです。
つまり子供と大人の視点の違いです。
もっとはるかに高度で洗練された人形劇はありますが、それらは小さな子供には別次元で、自分たちがやっている人形遊びと同じ土俵の中での評価なのです。
大人が本気で人形遊びをやれば、それは子供よりうまいわけです。
当たり前ですが、じゃあやってください。やり続けてくださいとなると難しいです。
お金のためと言っても、なかなか。
あんな人形遊びが人気で、年に数千万円、あるいは数億円稼げるのなら、やってみようと思った方もいるのではないでしょうか。
実際にチャレンジしようと思ってはじめて難しいと感じることでしょう。
1回や2回ならできても、我に返って続けられないのです。
子供だましの人形遊びを大人が全力でやり続けるのは難しいのです。
そういった意味で、子供に人気のチャンネルをバカにはできないと僕は思ったわけです。
でも、先ほどの話で子供に人気の人形遊びのチャンネルを「おもしろくない」と言った人、その人が「おもしろい」と感じる動画を聞いたのですが、僕からするとまったくおもしろいと思えるものではなく、僕は思わず「そんなタネの知れた手品のような動画おもしろくない」と言ってしまいました。
実際に絵を描く人からするとタネの知れた手品なのですが、知らない人からするとすごいと思うし、おもしろいと思う、ということ…
それを全力で、全開で、やり続けろ、と言われると難しい。
その道で結果を残している方への敬意なくしてYouTubeでの成功もないでしょう。
猛省しております。
もはやどれだけ努力しても、目指していた高みには届かないと知ったクリエイターの苦悩です。
プロから見て、「おもしろくない」「よくない」と言われる覚悟が必要です。
難しいですが、できない話ではないはず。
頑張ります。
↓徹底できていないデザイン。