ジオン注射で いぼ痔の治療をしてきました丸本です!
今回の記事は後編で、病院へ行くところからスタートします。
前編はこちら↓
・後編 意を決して肛門科へ
肛門科ははじめてなので病院選びは少し迷いましたが、家から近くて比較的きれいな病院に行くことに。
はたして、Ⅲ度~Ⅳ度あたりの内痔核という自己診断は合っているでしょうか。
先生は僕より少し若いぐらいで人当たりの良い方でした。
軽い問診の後に、上のイラストのような体勢での診察。
先生の診断はⅢ度の内痔核(いぼ痔)!
予想的中〜!
\( ˆoˆ )/
喜んでいる場合か…!
Ⅳ度でないことにホッとしましたけど、会話の雰囲気からするとⅣ度に近いⅢ度といった感じでした。
しかし!
先生の言葉はまだ終わりではありませんでした。
なんと!内痔核の他に外痔核も!
ヤバそうだとは思っていたけど、僕のおしりはどうなっていたんだ・・・
前回の記事で、〝肛門の中の方にできるのが内痔核、外側にできるのが外痔核〟と簡単に説明しましたけど、正確には、直腸と肛門の皮膚部分との境界である歯状線より上にできるのが内痔核、歯状線より下の肛門上皮にできるのが外痔核ということになるみたいです。
僕の外痔核はメインの内痔核ほどひどいものではなく、できている場所のせいか通常時は肛門外へは出てきません。
先生曰く、内痔核に押し出される形で外痔核も出てきている感じなので、内痔核を治療すれば外痔核も出なくなると思うとのこと。
痔持ちの方ってかなりいるらしいんですが、それが生活する上でとくに困るようなものでなければ無理に手術の必要はないともおっしゃっていました。
なのでうまくいけば外痔核は治療せずそのまま!
ちなみに外痔核はジオン注射では治せないらしく、痛みに鈍感な直腸にある内痔核に対して肛門まわりの皮膚の神経は痛みに敏感ということで、外痔核を切るとかなり痛いらしいです。
それではメインの内痔核をどうやって治療するか。
ブログタイトルにも書いているので言うまでもありませんね。
本来ならば、というか昔であれば切らなければ治療できなかったⅢ度程度の内痔核にこそジオン注射だということで、先生に勧められるままジオン注射で治療することを決めました!
ジオン注射は硫酸アルミニウムカリウム水和物やタンニン酸を主成分とした薬剤を痔核に注射し、痔を収縮させ、元の位置に癒着固定させる治療法です。
ジオン注射の最大のメリットは、痛さがほとんどない、日帰りでできる、といったところでしょうか。
逆に、切るよりも再発率が高い、開始からまだ15年ほどの新しい治療法なので、副作用・後遺症などについてまだ不明な部分もある、というようなデメリットが挙げられていて、認可されていない国もあるようです。
たしかにアルミニウムって、アルツハイマー病との因果関係があるとかないとかの話もありますし、体にいいイメージないですよね。
この点、僕の個人的考えですが、人生にノーリスクというのはありませんから、死ぬまでの間に楽しく充実して生きるために、どのリスクを拾っていくのか、というところになると思います。
・手術当日
事前に処方された下剤を前日に飲み、排便をすませた後、手術に臨みました。
おしり部分に穴の開いた服を着ます。
血圧を測り点滴をしながら手術台へ。
心電図も用意されていました。
勝手に分娩スタイルを想像していましたが診察のときと同じ体勢での手術でした。
細かいところは病院によって違うと思います。
まず肛門数ヶ所に麻酔。
内痔核は痛みを感じない場所にあるので麻酔は不要らしいのですが、肛門鏡(肛門の中を見たり作業するためのもの)と呼ばれる金属の筒を入れるのに肛門を緩める必要があり、そのための麻酔です。
この肛門鏡が、そんなもん入るわけねえ・・!とビビるほどの大きさ!
麻酔が必要なわけです。
麻酔ってそんなに痛くないかもしれませんけど、特有のズーンとした不快感がありますね。
1本目打ち終わった後に、これを数本打つのか・・・と気が重くなる💧
肛門鏡を差し込み、中を見た先生が一言、
え!?
さらにポリープまでw
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
「これどうする?切る?」と先生。
ポリープってなんだろう、癌の元になる?違う?聞いたことはあるけど詳しくは知らない。
こんな状態で急に言われても・・・!と思いましたけど、1回ですませた方がいいと考え「切れるなら切ってください」と答えました!
急なことで心の準備ができていなかったので焦りました。
先生は何人かで少しヒソヒソ相談した後、作業を再開。
僕は何をされているか見えないので、「今切ってるんですか・・・?」と聞いてみました。
先生「ポリープ切るのやめときます☆」
切れへんのんかい・・・!w
良性のポリープであれば切る必要はないと説明されましたけど、ポリープのこと詳しく知らないんで、それって目視ですぐに良性か悪性かわかるの?良性が悪性に変わるということも聞いたことあるような・・・なんてことが頭の中をぐるぐるw
でももう先生がそう言うんだから信じるしかないですよね。
肛門には太い金属の筒がぶっ刺さったままですし。
いよいよ内痔核にジオン注射!
これも痛みらしい痛みは感じませんけど、麻酔と同じで、たしかに何かされているズーンとした重い感覚があり顔が歪む!
計4本ぐらい打ったと思います。3本だったかも。
1本打つごとにその箇所を先生が指でグリグリとほぐします。
薬剤が同じ場所に留まらないように、とのことですが、これがまた身をよじるぐらい、うぅ・・・!という、なんとも言えないキツさ・・・!
すべて終了するまで、時間にして30分ぐらいでしょうか。
短時間に肛門に注射を6~7本・・・すごく長く感じました。
切ることに比べればぜんぜん楽だと思いますけど、注射打つだけ~🎵と簡単に考えてた僕としては思っていたよりはダメージがありましたw
ネットで調べたところでは、術後はしばらくアルコールは控えた方がいいとか、スポーツは、入浴は、など、病院によって言われることはまちまちのようですね。
僕が診てもらった先生は、「アルコール?香辛料?スポーツ?今日からやってええんちゃう?大丈夫大丈夫~☆」って感じで、何の制限もありませんでしたw
ほんまかなw
治療費は2万円ぐらい。
僕は自転車に乗って病院に行っていたので帰りも自転車に乗って帰りました。
ジオン注射ってすごいですね。
帰宅してすぐに部屋着に着替え、その場にうつ伏せに倒れこむと、おしりに猫が乗ってきました!
なにかわかるんでしょうか。
あったかい。
お酒好きの僕もさすがに当日お酒を飲む気にはなれませんでしたけど翌日には飲みました。
当日排便もしましたけど問題はなく、痔は顔を出しませんでした。
それから2ヶ月が経過した今でもおしりの状態は良好。
ああ、正常なおしりって、こうだったよなぁ・・・と快適な日々が続いています!
ジオン注射による いぼ痔治療、痔の症状には個人差がありますし、デメリットも無視できませんし、病院によって、お医者さんによっても違いがあると思うので、僕からオススメします!とは言いません。
ただ個人的には、今の時点では「やってよかったな」と思っています!
これで僕の いぼ痔治療体験談は終わりです。
いぼ痔に悩んでいる人の参考になったでしょうか。
ゲルタイプの座布団買った(笑)
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