チンタイム

Web漫画家丸本チンタのつぶやき

コロナ禍でのライブ、宮沢和史〝未来飛行士〟at 服部緑地野外音楽堂

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昨日8月15日、服部緑地野外音楽堂で行われた宮沢和史さんのライブに参加してきました!

 

新型コロナで揺れる情勢の中での音楽ライブの開催には、様々な苦労や葛藤、そして覚悟が必要だったことと思います。

 

僕は新型コロナはただの風邪だというふうに軽視はしていませんが、新型コロナだけを過剰に恐れる現在の風潮には違和感を感じていて、現実社会がそのままネットの中に放り込まれたようなこの閉塞感は、とくに若い世代の人たちに暗い影を落とすのではないかという強い危機感を抱いています。

 

〝恐れず侮らず〟で、対策をした上でできる限り以前の生活に戻した方がいいのではないかというのが僕の個人的な考えです。

 

今回の宮沢さんの〝未来飛行士〟というコンサートタイトルに希望を感じ、ライブに参加することにしました。

 

このライブでの新型コロナ対策は以下の通り。

 

・来場者はマスク着用

・新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のダウンロードと大阪コロナ追跡システムQRコードのとりこみの義務づけ

・入口での検温とアルコール消毒

・チケットの半券のもぎりなし

・配布物の手渡しなし

・出演者へのプレゼント、ファンレター・差し入れ・祝い花等はNG

・座席は前後左右が空席となっており、会場の最大収容人数の50%の観客

・終演後はバラバラに自由解散するのではなくエリアごと順番に退場

 

対策は万全だったと思います。

※以下ライブのネタバレ含みます

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・「未来飛行士」の歌詞が心に刺さる

ライブは天安門事件のことを歌った「気球に乗って」からスタート。

 

バンドの構成は、ドラム・ギター・ベース・ピアノに宮沢さんを入れて5人。

 

終戦記念日であるこの日の「島唄」は宮沢さん一人、三線1本による演奏で心にしみました。

 

1曲歌い直しがあって、そのとき宮沢さんが「時を戻そう」とぺこぱのセリフ。

 

服部緑地に突然流れた夕方を知らせる「遠き山に日は落ちて」のメロディチャイムに笑いが起きる。

 

ああ、これがライブだなとうれしくなりました。

 

ライブ全体としての選曲は明るい曲が多かったように思います。

 

宮沢さんのソロの曲からとTHE BOOMからの懐かしい曲とが組み合わさっていて、とてもバランスの良いセットリスト。

 

考えてみると、以前は宮沢和史というソロ名義でのライブではTHE BOOMの曲は代表曲の「島唄」「風になりたい」以外はあまりやらなかったように思いますし、逆にTHE BOOMではソロの曲が演奏されることはあまりなかったように思います。最近ではそうでもないんですね。

 

コロナの飛沫こともありますし、「盛り上がろうぜ!」とも言いにくいとのことで、やる方としてはやりにくさもあったかもしれませんが、こちらとしてはその分じっくりと曲を感じることができました。

 

かと言って盛り上がりに欠けたかというとそうでもなく、踊り、力強く手拍子をし、きっとみんな心の中で歌い、一体感のあるいいライブでした。

 

そしてコロナ禍の中で作られたという新曲の「未来飛行士」が素晴らしく、心に刺さりました。

 

三浦春馬くんや木村花さんの顔も浮かんでしまって涙が止まらなくなってしまいました。

 

会場での配布物の中に歌詞も封入されていたのですが、権利のこともあるのでお見せできないのが残念です。

 

曲の発売が待ち遠しい。

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やはり思うのは、人の心を蝕んだり死に追いやるのは新型コロナだけではないということ。

 

これまでも僕たちは様々な苦しみや悲しみやリスクの中で生きてきましたが、その中で生きる喜びや希望を見つけることが人生です。

 

僕は数年エッセイ漫画で家族の日常を描いてきました。

 

今後は創作の日常漫画を描こうと考えていました。

 

ところが、新型コロナによる世界の変化に、あたり前の日常というものを思い描きにくくなってしまいました。。

 

日常って不思議な言葉ですね。

 

今の子供たちが大人になるころ、どんな日常を過ごしているでしょう。

 

宮沢和史は音楽は〝約束〟だと言った。

 

約束する。

 

未来を旅して僕も必ずこの惑星に生きて帰還する。

 

宮沢さん、そしてバンドのメンバーやスタッフの方々、〝恐れず侮らず〟ライブを開催してくれた未来飛行士たちに深く感謝したい。

 

素晴らしいライブをありがとうございました!

 

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